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はじめての箱庭療法 FAQ

箱庭療法を受ける前に、よくいただくご質問をクライエントとセラピストの対話形式でまとめました。 初めてでも安心していただけるように、できるだけわかりやすくお答えしています。 あなたが創る世界を、大切にしていきます。

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Q1. 箱庭療法って、どんなことをするんですか?

クライエント(中学生):
箱庭って…ちょっと難しそう。何をするんですか?

セラピスト(女性):
そんなに構えなくて大丈夫ですよ。木箱に砂が入っていて、そこに好きなフィギュアを自由に置いていくだけなんです。 自分だけの小さな世界をつくっていくような感じです。 置いたフィギュアたちが、そっとあなたの気持ちを映してくれます。

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Q2. 話すのが苦手でも、大丈夫ですか?

クライエント:
わたし、人に気持ちを話すのがちょっと苦手で…。

セラピスト:
無理に話さなくて大丈夫ですよ。箱庭療法は、言葉より先に“手”が動いてくれることが多いんです。砂に触れて、気になるものを置いてみるだけで、自然とこころが動き出すことがあります。 話したい時に話してくださいね。あなたのペースを大切にします。

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Q3. つくば心理相談室の箱庭って、ほかと違うところはありますか?

クライエント:
箱庭って、どこも同じなんですか?

セラピスト:
基本の大きさは国際規格で決まっていますが、つくば心理相談室では既製品ではない【手作りの木箱】を使っています。手作りの箱にはあたたかみがあって、砂の音もやわらかく響きます。なので「ここなら安心してつくれそう」と言っていただくことがよくあります。

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Q4. フィギュアはどうやって選んでいるんですか?

クライエント:
フィギュア、いっぱいありますね。全部そろえたんですか?

セラピスト:
ふふ、実は少しずつ集めているんですよ。旅行や学会で出かけた先で偶然出会ったものや、100円ショップなどいろんなお店で「これいいな」と思って買ったものなどです。そうして少しずつ増えていったコレクションには、その相談室ならではの雰囲気が表れます。宝探しみたいで楽しいですよ。

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Q5. 箱庭をつくったらどうするんですか?

クライエント:
置いて終わり、じゃないですよね?

セラピスト:
はい、終わりではありません。できあがった箱庭を一緒にゆっくり眺めながら、「どんな風に感じるか」「気になる場所はどこか」といったことなどをお話しします。もちろん、話したくない時は無理に言わなくて大丈夫です。いろんな角度から眺めるだけでもこころが整理されることもありますから、あなたのペースで進めましょう。

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Q6. ユング心理学と関係があるんですか?

クライエント:
箱庭ってユング心理学なんですよね?

セラピスト:
そうなんです。箱庭療法はユング心理学の流れの中で発展し、日本にはユング心理学者の河合隼雄(かわい はやお)先生が紹介して広められました。つくば心理相談室のカウンセリングもユング心理学を基盤にしています。夢やイメージを大切にする考え方の一環として、箱庭はとても有効な方法なのです。

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Q7. ぼくでも、やってみていいんですか?

クライエント:
中学生でもできますか?

セラピスト:
もちろんです。中学生でも高校生でも大人の方でも、どなたでも体験していただけます。同じ“箱庭”でもその人ごとにまったく違う世界が生まれるのが面白いところです。興味がわいたら、いつでもいらしてくださいね。

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Q8. 自分のスマホで箱庭を撮って帰ってもいいですか?

クライエント:
あの…その日つくった箱庭、スマホで写真を撮って帰ってもいいですか?

セラピスト:
ごめんなさいね。箱庭で生まれた世界や、そこに込められたあなたの気持ちは、
カウンセリングの場の中にそっと置いておくことがとても大切なんです。だから、スマホでの撮影はお断りしています。

クライエント:
そうなんですね…。でも、忘れてしまいそうで……。

セラピスト:
大丈夫ですよ。箱庭で感じたものは、じんわりとこころの中に残っていきます。よかったら、「こころのカメラ」でそっと保存してあげてくださいね。それで十分に意味があるのです。

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Q9. 上手じゃないとダメですか?センス必要ですか?

クライエント:
あの…美術、全然得意じゃなくて。友だちにも「センスないよね」って言われるし、こういうのって、上手じゃないとダメなんですか?

セラピスト:
そんなふうに思ってしまう気持ち、よく分かりますよ。でもね… 箱庭には「上手・下手」という考え方はありません。置いたものの理由を説明したり、きれいに作ったりする必要もまったくありません。大事なのは、あなたの“いまのこころ”がそっと形になっていくことだけ。センスも技術も、本当にいりません。あなたが感じたままに置いてくれれば、それで十分なんです。

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Q10. 怖いものや悪いものを置いてもいいんですか?

クライエント:
えっと…質問なんですけど。怖いフィギュアとか、ちょっと悪い感じのやつって、置いてもいいんですか?なんか、怒られそうで……。

セラピスト:
もちろん、置いていいんですよ。ここでは「いいもの/悪いもの」や「明るい/暗い」といった区別はしません。人のこころには不安や怒り、怖さといった面もありますし、箱庭ではその“こころの全部”を安全に置いて構いません。怖いものでも黒いものでも、あなたが気になったらどれを置いても大丈夫です。それはあなたの世界の一部なのですから。

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まとめ:「やってみたい」と思ったら


箱庭は、上手につくる必要はありません。ただ砂に触れ、好きなものを置いてみるだけで、あなたの中の「言葉にしづらかった気持ち」がそっと形となっていきます。あなたの手で生まれたその世界そのものを、つくば心理相談室は大切にします。もし少しでも箱庭療法が気になったら、つくば心理相談室で、あなた自身の箱庭の世界をつくってみませんか?

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