Column

世界メンタルヘルスデーに寄せて─ わたしをいたわるセルフケア3ステップ ─

世界メンタルヘルスデー

10月10日は「世界メンタルヘルスデー」です。
こころの健康を守ることの大切さを、世界中で改めて考える日です。

けれども、「こころの健康」と言われても、
特別なことのように感じる方も多いかもしれません。
実はそれは、日々の暮らしの中で少しずつ育まれるもの。
誰かのためにがんばる時間の傍らで、自分をいたわるひとときを持つことが、
こころの健康の土台となっていきます。

ここでは、今日からできる “セルフケアの3ステップ” をご紹介します。

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Step 1:立ち止まる

日々の流れの中で、ほんの少し立ち止まってみましょう。
深呼吸をして、自分の内側に意識を向けてみます。
「いま、私はどんな気持ちでいるだろう?」
喜び、悲しみ、不安、安堵―どんな感情も否定せずに、ただ気づいてみること。
それが、こころの手当ての第一歩です。

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Step 2:ゆるめる

自分に優しい時間を少しだけつくってみましょう。
温かい飲みものをゆっくり味わう、心地よい音楽を聴く、
好きな香りや風に包まれる。
「頑張る」よりも「ゆるめる」ことを意識してみると、
こころにも静かな余白が生まれます。

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Step 3:つながる

ひとりでは抱えきれない想いがあるときは、誰かに話してみてください。
信頼できる人とのつながりや、

専門家に相談することも、
自分を守る大切なセルフケアのひとつです。
「助けを求めること」は弱さではなく、自分を大切にする力なのです。

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こころのケアは、特別なことではなく、
「生きていく力」を養う日々の営みの一部です。
この世界メンタルヘルスデーをきっかけに、
どうかあなた自身のこころにも、静かに耳を傾けてみてください。

そして、もしその声が「誰かに聴いてほしい」と語りかけているなら―
どうぞ、つくば心理相談室の扉をノックしてください。(お問い合わせはこちら
あなたのこころの旅路を、共に歩む時間がここにあります。

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